顔料はポスターの印刷には最適のインキです。
今回はその顔料についての更新です。
顔料にはその成分から、無機顔料と有機顔料の2種類に分類できる。無機顔料は有史以前から使われていた天然鉱物顔料と、化学的に合成されたものがある。有機顔料は、昔は藍玉のように植物から採った染料を種々の方法で固形化させたものが主体であったが、現在工業的に使われているのは全て石油化学系の合成顔料である。有機顔料は化学構造自体が不溶性の品種(不溶性色素)と、本来水溶性の合成染料を不溶化させたレーキ顔料がある。顔料はその品種ごとに CIナンバーと呼ばれる番号で分類されている。例えばチタン白はPigment White 6であり、カラー印刷に使われる透明黄のベンジジンイエローはPigment Yellow 12と呼ばれている。
無機顔料
無機顔料は大別して天然鉱物顔料と合成無機顔料に分類される。有機顔料に比べてはるかに生産量が多いため、日本工業規格(JIS)では特に生産量の多い12品目(別に1節を立てて後述)を統一規格の対象として規定している。
なお陶磁器の着色に使われるセラミック顔料も無機顔料に包括される。
天然鉱物顔料
古来、顔料は油脂類を燃やした際の煤を使用した黒色以外は自然の岩や鉱物などをそのまま粉砕したものが主体であった。黒色の煤は現在カーボンブラックと呼ばれ、非常に多様な用途に使用されている。書道で使う墨の高級品は昔ながらの油煙(ランプブラック)を使うが、一般的には天然ガスや石油を不完全燃焼させて作ったファーネスブラックが使用されている。また絵具では植物を燃やしてつくった植物性黒(ピーチブラック、ヴァインブラック)や動物の骨を燃やしてつくった動物性黒(ボーンブラック)も使われている。ラピスラズリを使ったウルトラマリンや孔雀石を使った緑青などは高価であり、高級な絵画や装飾物に使用された。赤色は弁柄(酸化鉄)や辰砂(硫化水銀)が使われた。現在工業的に使用されているものは、アンバーやシェンナといった天然土由来の褐色顔料や、炭酸カルシウム(白または無色)、カオリン(粘土:無色)などが多い。これらの天然鉱物顔料のうち無色顔料は、淡い色を作るときに使われる他、レーキ顔料の素材としても使われる。特殊な例として白色雲母を粉砕して使うパール顔料(真珠様光沢を出す)がある。天然鉱物顔料は今日では顔料工場にて微粉砕されており、使用目的に応じた化学的処理を受けて出荷されている品種も多い。
合成無機顔料
純粋に化学的に合成された合成無機顔料は、1704年にドイツで合成された紺青(こんじょう:プルシアンブルーまたはミロリーブルー)以来たくさんの品種がある。そのうち白色顔料は今日では亜鉛華(酸化亜鉛)やチタン白(二酸化チタン)が使われており、古くから白粉に多用され中毒を起こして問題になっていた鉛白は油絵の具以外には使われなくなった。代表的な合成無機顔料としては他に合成弁柄(赤色)、カドミウムイエロー、ニッケルチタンイエロー、ストロンチウムクロメート(以上黄色)、ヴィリジアン、オキサイド・オブ・クロミウム(以上緑色)、コバルトブルー、合成ウルトラマリン(以上青色)等がある。無機顔料は一般的に有機顔料に比べると着色力・透明性・鮮明さに欠けるが、耐光性が良く塗料などに多用される。銀色や金色(銀色を黄色く着色したものが多い)の塗料やインクに使われるアルミニウム粉も無機顔料である。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
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12色ポスター印刷
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